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2000年10月14日更新



稲刈り日誌 Vol.2


 しばらく更新できなかった稲刈り日誌ですが、やっと更新できます。画像が多くなってしまうので、少々重いかもしれませんが、よろしくお願いします。
 今回は、乾燥機にお米を入れるまでを紹介したいと思います。また、次回更新時には番外編として、稲が倒れていてもちゃんと稲刈りができるということを写真付きで紹介したいと思っています。
 最初の左の写真はコンバインの脱穀する部分の拡大写真です。筒に突起がいくつか付いているのですが、これが高速回転することで米だけが見事に分離されるんですね。たったこれだけの原理なのに(とは言っても、そんな簡単ではないですけど)、すごいですね。世の中には、この部分をメンテナンスするのに、エンジンをかけたままメンテナンス作業を行ってしまい、誤って筒を回転させてしまって指をなくしてしまった人も居るみたいです。こういう大きな機械をメンテナンスする場合は、必ずエンジンを切って動力が伝わらない状態で行うのが鉄則です。

 次の右の写真です。これは、コンバインのタンクから軽トラックの荷台に移した米を、今度は乾燥機に自動的に搬送している所です。「稲刈り日誌」でも書いたように、最近はほとんど人の力を必要とせずに稲刈りに関する一連の仕事を行えるようになっています。この写真も例外ではなく、軽トラックの荷台にモーターが装備されていて、自動的に荷台から米を外に出すことができます。そして、放出された米は緑のパイプを通って、乾燥機の中へと自動的に運ばれるのです。写真にも少しだけモータが写っているのが見えると思います。稲を刈ってから乾燥機へ米を移すまで、人間が力仕事をする必要は一切ありません。従って、一人で軽々と仕事ができてしまうのですが、効率よく仕事を進めるために、「コンバインを操縦する人+軽トラックを運転して乾燥機に入れる作業をする人」の2人で仕事をするのが自分たちのいつものスタイルです。

この写真が、パイプを通って乾燥機に米が入っていく部分。

 そして、最後の写真が乾燥機のコントロールユニット部分です。さまざまなボタンを操作して「乾燥」させたり「排出」させたり、「張り込み(米を入れる)」させたりしています。
 ユニットの左下にカードの挿入口があると思います。このカードには水分などの設定情報が書き込まれています。また、乾燥機を効率よく自動運転させるためのコマンドが書き込まれています。デフォルトでカスタマイズされた状態になっているのですが、好みに応じて書き換えることができる乾燥機もあるようです。また、このカードだけ別売りになっている機種もあるようです。





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