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#27 転職をしてみて思うこと

 2002年2月15日から新しい会社で働いています。まだまだ小さな会社だけど、仕事はすごく楽しくて、やりたいことができている感じがする。ベンチャーと言うと聞こえはいいけど、超零細企業。あ〜、カタカナを漢字で表現しただけでこんなにもイメージが違うんだなぁ。(笑)
 毎日がダイナミックで、流れが速くて、でもみんなで一つのことに向かって頑張ってるって感じがして、この環境はすごく好き。でも、ごみ捨てしたり、お客さんにコーヒー出したりして、嫌だとは思わないけど、やってる仕事のギャップが大きすぎて、一瞬考え込んでしまう。(笑)
 来社される方も、イギリスのベンチャーキャピタルのVPや、いろんな会社の社長さんや、そういういろんな人生経験を積んでる方々が多いし、商談相手となる人もすごく経験のある、僕からしたら雲の上の人のような感じの人もいて、毎日が刺激的・・・。よくもまぁ、こんな会社と知り合えたものだと思う。ほんとに出会いって不思議。
 転職を決めたときは、正直不安もあったし、大丈夫なんだろうか?通用するのだろうか?と思った。周りの社員の人たちは、30歳以上の経験者が多くて、僕なんて力にならないんじゃないかって思ったけど、今の環境は、投資の話、開発の話、マーケティング、営業、経営管理、営業管理・・・いろんな事について全部情報が入ってきて、発言権もあって、会社を動かしてるんだっていう実感がある。小さい会社だし、これから大きくなろうとしている会社だからこそ、そういう実感を得られるんだろうな。
 前の仕事で、組織や仕組みを一から作ることを経験したことが、僕にとってすごく大きな財産になっている。「あの苦労をしたんだから、何があっても大丈夫」って、変な自信がある。それを考えると、前の仕事もよかったし、転職してよかったとも思える。
 出張も多くなりそう。この前は地元のビジネスホテルに初めて泊まった。地元のビジネスホテルに泊まるのって、なんか変な感じ。(笑)学生時代に関係を築かせていただいた方々と今度はビジネスパートナーとして関係を築いていくことになったり、見慣れた顔や、見慣れた景色なのに、話してる内容は違うし、お互いに利益の絡む大事な商談だったり、なんだかすごく違和感があって、困惑してしまう。
 僕がやることになる仕事の大半は、「仕組み作り」に関する部分が多くて、いろんな思惑の中で調整したり、売り込んだりしないといけないし、会社も成長しないとヤバイのでいろんなプレッシャーはあるけど、その分充実している。金額ベースで言うと、何十億っていうビジネスになるらしいけど、僕にはそんな実感は、まるで無い・・・(泣)
 でも、プライベートについてはあまり充実してなくて、言葉で書くのは難しいんだけど、なんか仕事が充実している分、「仕事も大事だけど、プライベートも大事だぞ」って自分に言い聞かせたりしてみて、でも余計にむなしくなってしまうだけで、寂しいわけじゃないし、つまらないわけじゃないけど、「何かが足りない」毎日を過ごしている。
 先日、久しぶりに学生時代の友人に会った。同じ学校だった友人と飲みに行ったけど、なんか違うなぁって思った。悪い意味じゃなくて、みんなそれぞれ自分の人生があるんだなって思った。学生時代にやってたインターンシップの仲間にも数年ぶりに会って話したんだけど、なんか全然変わってないなぁって思う反面、頑張ってる仲間を見て、僕も頑張らなきゃって思った。学生時代の仲間って、結構影響力があるなって思った。
 これからもすごい勢いで毎日が過ぎていくんだろうけど、とりあえず仕事を充実させつつ、プライベートも充実させたいなっていうのが今の気持ちかな。3月になって引越ししている人、新居を探している人、卒業式を終えた人・・・いろんな人とすれ違う。これから春になって、あったかい日がやってくる。春って期待感みたいなのがあるけど、でもその裏で実は寂しさがあったりする。そういう春が僕は好きだけど、嫌い。(←なにが言いたいのかよくわかんない・・・(泣))